トップメッセージ


  • 創業者/代表取締役 CEO
    石村賢一

    1999年2月。まだ楽天市場の出店者が100店舗にも及ばない頃です。インターネット自体が多様な業界を巻き込んだ「巨大な百貨店」である以上、改めて小規模な「百貨店モール」を作ることに違和感を覚えた私は、専門店ブティックが沢山あるイメージをし「日本中を専門WEBショップだらけにしたい」という想いから事業を始めました。

    現在は「専門店EC事業」を行う同業他社がゆうに100を超えていますが、当社はその先駆けです。資本主義による社会成長の限界を抜本から改革するのがインターネットである、と信じることが出来ていた当時から20年以上を経ましたが、振り返ると、インターネットは実際に「2つの自由化」をもたらしました。

    ひとつめは「情報の自由化」です。現在の情報流通量は、1997年に比べて100倍を超え、受け手側も消化不良が起きています。ふたつめは「商業の自由化」つまりECです。形だけは日本中がWEBショップだらけになった今ですが、中身を伴うのはこれからです。

    統計ではこれから先、ECは2倍に増加すると予測されています。中身を伴うWEBショップが増えることで、より真の自由化に近づいていき、商業スタイルは、リアルもネットもなく以下のように3極化していくと予測します。

    1. コンビニスタイル
    低価格で速配、購入ではなく補充で総合品が求められる商業です。これはごく少数の強大企業が担い手です。

    2. 専門店スタイル(当社支援領域)
    価格勝負ではなく、速配もニーズ中心ではありません。補充購買でもないので、消費でなく欲求起源です。
    これからは、より細分化され・より数が増えて行く予測をしています。

    3. イベントスタイル
    過ぎたデジタル化からの心理的、制約時間的な撚り戻しと、
    デジタル情報の希薄化から、到達しない供給側の非効率をもとに、既に起きている屋外催事性質の商業です。
    フェス、イベント、体験型、街中そのものがモノ軸からコト軸に動いている様相も同様です。

    当社の生業軸は、2番目の「専門店スタイル」のECです。創業以来これからもこの軸は変わりませんが、対応が変わっていきます。それは今、世の中で云われているところのデジタル&マーケティング社会化(DX)への対応です。まさにデジタル=E、マーケティング=Cです。

    これまでも、サーバーからアプリ、ストックからフロー、システムからマーケティングへと、約7年サイクルで業態を変えてきましたが、新しいサイクルの7年が始まろうとしています。人口減とデフレを伴い、遅れを取り戻すごとく日本は、DX化は急激に進みます。それとは反して、情報過多とモノ余りに見舞われる中、中身を伴う必然性が産まれています。

    ひとことで言うなら、顧客の数を希薄に数えるのではなく、顧客との距離や接触濃度を大切にする。これが「中身を伴う」という語彙の部分です。このような想いと考えを、これからも都度変化を伴いながら、形にして参ります。

    2021年11月
    創業者/代表取締役 CEO 石村賢一