神戸の老舗企業が本格珈琲の味わいと珈琲文化をネット通販で全国に伝えたい

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—焙煎機に炭1本入れるタイミングで出来上がりが変わる

(ネットショップ「神戸珈琲物語」を運営する株式会社神戸珈琲の本社ビル1階にある焙煎工場。高さ4メートルほどのコーヒーの焙煎機が、南米のスコールを思わせるざわめき音を立てています。側面の小さな鉄扉が焙煎士によって開けられると、新たな備長炭が1本、赤々と火照る炭火の中に放り込まれます。)

「この炭を放り込むタイミング、加える炭1本を炎の中に置く位置も、豆の煎り加減を微妙に左右します。こうして焙煎されたコーヒーの味わいは、焙煎する職人が定義すると言っていいほど、職人の微妙な感覚によるところが大きいのです。その匠の技から生まれる味わいを、厳重な品質管理ときめ細やかな対応で、全国のお客様にもお届けしたいと思っています」

(南米帰りの日焼けした顔でそう語るのは、創業31年目の老舗企業を、この3月に父から引き継いだ高橋伸吾社長。6年前にブラジル現地の試験で資格取得をしたコーヒー鑑定士でもあります。
世界30ヶ国のコーヒー農園から直接買い付けたコーヒー豆は、自社の直営店への配送やネットショップの注文など、当日の出荷に必要な分だけこの工場で焙煎されます。作り置きしないのは、鮮度を何よりも大切にするから。工場で1日に焙煎される量は、多い日になると約1,500キロ。それを、60キロ窯で1回14〜15分ほどかかる焙煎を繰り返します。
しかも炭は同じ備長炭でも、紀州のウバメガシを使った備長炭を使っています。普通の炭に比べれば5倍の価格。それでもこだわって使っているのは、「炭火焙煎特有の香ばしい炒り上がりを実現するためには、これしかない」と考えるからです。)

—ネットで注文したお客様にも、あらためて電話で確認

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(地元・神戸では名の知れた神戸珈琲ですが、そのこだわりの味わいを全国の人にも届けたいということで立ち上げられたのがネットショップ「神戸珈琲物語」です。運営・管理を担うのは、同社総務部係長の若槻裕士さんです。ネットで注文があっても、若槻さんは必ず電話で一報を入れるそうです。)

「コーヒーは人によって微妙に好みが違う嗜好品ですから、初めてのお客様からの注文でも、少しでもその好みを知るために電話で生の声に触れることにしています。リピーターのお客様には、これまでの購入履歴を見ながら味わった感想を伺って、『今度はこんな商品はいかがですか』と、ご満足いただけそうな銘柄をご提案することもあります」

(ネットショップでは、お客様のご要望に応じて100グラム単位で販売しています。そんなきめ細かい対応も、「自分にピッタリ合う味に出会う機会をできるだけ多くもってほしい」という発想からです。 コーヒー通を自称する人の中には、自分の好みは酸味が強いほうがいいとか、少し苦味があったほうがいいというようにこだわる人が多いものです。そうした個々の注文を聞きながら、電話のこちら側で若槻さんは店頭販売と同じような笑みを浮かべつつ、顔の見えないお客様に対応しています。)

—南米で探したコーヒー豆の品質と、腕の確かな焙煎士の技術を伝える

(そんな「神戸珈琲物語」で、ネットショップ構築ツールとして使われているのが「Eストアーショップサーブ」です。)

「何よりも、ECアドバイザーの丁寧な対応に安心できます。質問したことには、すぐに答えが返ってくる。その答えを参考にして、お客様の顔を思い浮かべながら、少しずつサイトの改善を図っています」(若槻さん)

(ブラジルにコロンビア、キューバ、エチオピアと、生産国によって異なるコーヒーの多彩な「個性」を、忠実にお客様に伝えていくためには、少しでも多くの情報を紹介し、少しでも買いやすいサイトにしたい。そんな思いを実現していくためには、ECアドバイザーからの「貴重な一言」は欠かせないそうです。
高橋社長が追求するのは、日本市場への「珈琲文化」の浸透です。街のあちこちにあるコーヒーショップが「喫茶文化」を作ってはいても、コーヒーをじっくり嗜む「珈琲文化」は、まだまだこれから作っていかなければと考えます。
そんな若き社長の思いを受けて、若槻さんはネットショップのお客様の対応に心血を注ぎます。社長が南米の農園を足を棒にしながら歩き回って見極めたコーヒー豆の品質、そして、その豆の持つ力を最大限に引き出す焙煎士たちの技術。この2つを「珈琲文化」を紡ぐ物語として伝えたいと言います。
神戸市長田区にある神戸珈琲本社の玄関には、一枚のプレートが掲げられており、欧文でこう刻まれています。

The real and traditional coffee Always has its own story.
伝統ある本物のコーヒーには、ひとつの物語がある。)

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