スカイネット匠本舗

厳選特産品専門店 匠本舗

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売り物は商品ではなく『だんらん』をもたらす事

「厳選特産品専門店 匠本舗」は、日本全国の美味しい食べ物を扱う食の専門店。選りすぐりの海産物や果物など、選りすぐりだからこそ、その時期にしか入手できない旬物も多く、数量限定ですぐに売り切れてしまう事もたびたびある。中でも人気なのが、かにとおせち。「かに本舗」という別の屋号もあるほど主力のカニは、アラスカなどの現地に赴き、原料の品質を自ら確認して、直接仕入れるほどの拘り。例年10万食を超えるおせちは、毎年10件以上の料亭や料理人に監修を依頼し、匠本舗オリジナルのおせちを企画販売している。共に、年末年始などの家族や親せきが集まる時期に需要が高まるが、匠本舗の2大人気商品が、これほど支持されるのには、どうやら明確な理由があるようだ。匠本舗を運営するスカイネット株式会社、社長と店長をつとめる和田兄弟とともに、社員10名とアットホームな雰囲気ながら、年商28億円を上げる超人気店。5年連続、Eストアーのネットショップ大賞グルメ部門金賞を受賞している。





笑顔のだんらんのために

おせちなど、全国の美味しい食材、かにの通販会社として業界トップクラスの匠本舗ですが、ネットで通販を始た経緯を教えてくださいますか。

和田社長:はい、実はスカイネット株式会社を立ち上げた当時は、まだ何業の会社にするのか決めていませんでした(笑)ただ、前職で、食肉商社の通販部門を担当をしていたこともあり、「通販」というイメージはありました。それが、ネットショップを始めたきっかけです。しかし、商材は決まっていなかったので、当時は、大豆おからクッキーを作ったり、オリジナル缶詰を作ったり、いろんな商品を試していました。そんな中、ネット激戦区のカニですが、なぜだか当社がグングン支持を頂きました。

和田店長:色々な商品を試しに販売していく中で、多くのお客さんに「年末の人が集まるときに、かになどのちょっと高価な食べ物を通販で購入したい」という需要があることは気が付いていましたが、けれども、年末にかにを注文したい消費者ニーズがある一方で、多くの会社が年末は配送が込み合い大変なこともあり、注文を受けることがなかなか出来ておらず『家族や仲間で集まって笑顔で団欒』というお客様のニーズを満たしていない状況だと気付きました。そこで、当社がその需要にこたえるためには何をするべきか考え、商品を選び、企画や改善を重ねてきました。





1万人の消費者意見で決める

かにとおせちが御社の二本柱になったのは、お客さんのニーズを掴み、それに応えてきた結果なのですね。

和田社長:当社売上の99.9%はオリジナル商品です。どの商品も、お客さんに意見を聞き、その要望を反映した、満足いただける商品づくりに力を注いでいます。おせちの場合、毎年10数件の料亭や料理人の方に監修いただき、一緒にオリジナルのおせちを企画しています。毎年改良を重ねていますが、そのアイデアの源は、台所を預かる主婦の意見や、実際におせちを購入してくださったお客さんからいただくアンケート1万件です。食に関しては、やはり台所を預かる主婦の意見がとても参考になりますので、春夏秋に主婦会というものを開催し、実際におせちを試食しながら色々な意見をいただいています。例えば、おせちに入っているロブスターは今年も必要かどうかと検討した際は、「やっぱりめでたい席には見た目の華やかな食材として必要」という意見や、「食べる部分は少ないから無くてもいい」という意見など様々出ました。結果的には、55:45の割合で必要と答えた方が多く、「ロブスターは入れる」ということに決まりましたが、我々が思った以上に拮抗したので、実際に意見を聞いてみることは大切ですね。

また、かにのオリジナル商品を企画する際にも主婦の意見が活かされています。例えば、かに脚は子供でも食べやすく殻をむいた状態が良い、大人数で食べるので量が多めの商品が欲しい、梱包材が多いとごみが増えるので減らして欲しいなど、様々な意見が実際の商品企画に反映されています。





品定めは、消費者に代わって

主婦のリアルな意見を参考にされているんですね。御社はカニににも相当のこだわりをお持ちで、仕入れのために毎年アラスカに行かれているとの事ですが、なぜ直接アラスカまで行かれるのですか?

和田店長:当社のかに商品の中で特に人気が高いのがズワイガニなのですが、現在の主な仕入れ先がアラスカです。アラスカは水産資源維持のため、漁の出来る時期や漁獲量などを厳しく管理していますが、その分、良い時期に水揚げが出来、取れるかにの質も高いことが特徴です。しかし、質のよいかにを商品に使用しているとはいえ、原料の鮮度や加工される工程を知らないまま、出来上がった商品だけをお客さんに販売する無責任なことはできないと考えました。

我々は、メーカーでも加工業者でもなく「通販専門会社」です。自ら原料を作ったり、加工したりすることはできませんが、通販のプロとして、実際に商品を見て選ぶことができないお客さんの代わりに、自分たちが確かめ、厳選し、納得のいく商品を販売することが、やるべきことだと考えました。それが我々のこだわりでもあり、通販の基本だと思っています。

和田社長:仕入れに行く1月~2月のアラスカはマイナス30度の極寒で、往復10日間ほどかかるため、正直しんどいですよ(笑)でも、自分の仕入れたかにを購入されたお客さんが、食卓を囲みながら「おいしい!」と笑顔になってくださる姿を想像すると、頑張れますね。アラスカでかにを仕入れ、加工現場を目で確かめ、日本では社内で毎日のように商品の味見をして、原料から商品になった後まで全ての工程を把握しています。そのため、お客さんから商品について質問やご意見をいただいた場合も、きちんと聞き取りをさせて頂ければ、ご説明出来ることがほとんどで、それが専門店としての当社の強みと信頼感につながっています。

商品開発やなどすべての面で、お客さんの目線に立ち、お客さんの声に耳を傾け、日々改善を重ねてきたことが、沢山の方に食べてもらえる美味しい商品の魅力の原点なんですね。





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キャラバン後記

このキャラバンは、商品への愛、商品への情熱、商品への拘りを取材しています。どうやら、魂がはいった商品を売っているお店には、やっぱり神様がいるなあと、感じないわけにはいきません。モノでなくコトを売っている、リーダー格のスカイネットさんは、このすさまじい拘りの上に、なるほどお客さんの支持を作り上げておられますが、実はこれに留まらず、さすがの大阪気質というか、やんちゃ度もハンパありません。ノリというか挑戦というか、気付きも、アイデアも、心遣いも俊足かつ速攻実施のブラザーズ。年末年始の団欒に、みな欲しがる物なのに、年末年始は配達も忙しいからと、季節限定の自社専用ロジスティックを構築してしまうほど、このやんちゃ度は、マーケティングなどというある意味安っぽい言葉であらわせないほど、ネット専門家たち(私たちも!)は学びが満載です。<安枝瞳、野間口、小山、石村>

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