パインバレーは、ネットショップも実店舗も、ベテランライダーは勿論、ハーレー初心者や女性ライダーにも利用しやすいオープンな雰囲気を大切にしています。
ひとくちにバイク屋さんと言っても、中にはかなりコアなファン向きで、初心者にはハードルが高いお店もありますが、パインバレーでは「もっと多くの方にハーレーに乗る楽しさを知ってもらいたい。初心者や女性にも安心して利用してもらえる店にしたい」という、明確なコンセプトに基づいた店づくりをしています。
例えば、フリーダイヤルのお客様相談室は、わからないことが多い初心者の方には心強い味方です。もともとパインバレーは、代表の松谷さんが始めた、中古の北米マフラーの仕入れ販売が原点なのですが、なんとその頃からフリーダイヤルのお客様窓口を設けていたそうです。購入者の心理を考えると、販売者が個人、しかも住所がアパートの一室となると色々心配に思うだろうからと、不安払拭のために始めたところ、問い合わせが日に5～6件あり、松谷さんの読みは当たりでした。
また一方で、マニアックなメカの知識と高度なチューニング技術は、ベテランライダーのお墨付きです。ハーレーの魅力は、国産バイクにはない独特のエンジン音と、突き上げるような振動にあると言われます。そのため、マフラーを購入したいお客さんにとって、このマフラーを付けるとどんな音質や音量に変化するのかが、購入時の重要なポイントとなります。
すると松谷さんは、「だったら、実際に音を聞いてもらおう」と、日本仕様のノーマルマフラーのエンジン音と北米マフラーのエンジン音を、セルフ撮影し、サービス開始間もない2007年頃のYoutubeに動画を公開することにしました。すると、とても好評で、音にこだわるライダーにも納得して商品を購入してもらえるようになったのです。
フリーダイヤルは、今でも「アッキー店長のニコニコダイヤル」として継続していますし、パーツ紹介動画は今やYoutubeのパインバレーチャンネルに235件も公開されています。
創業時から変わらないこのホスピタリティが、他社との差別化になると同時に、パインバレーが幅広い層のお客さんに愛される最大の理由なのです。
そして何より、「他の会社と同じことやってても面白くないでしょ？なんでも、やってみなくちゃわからないじゃない。」という松谷さんの言葉が、常に挑戦者たるパインバレーを物語っていると感じました。

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