住吉屋の商品は、そのほとんどが静岡県産の原材料で作られています。産地のこだわりは、もともと洋菓子店ではなかった住吉屋が洋菓子をメインとするとき、他社との差別化を考えたことがきっかけでした。材料の最重要ポイントは鮮度。入荷は毎日行っています。鮮度を守るためには、目の届く範囲で素材の安心・安全が保障され、すぐに入荷できる地元産を使用することが良策だったのです。さらに静岡県のPRにも繋がるということで静岡県産の材料のみにこだわるようになりました。洋菓子に必要不可欠な牛乳、卵、小麦などはとくにこだわって地元の素材を使っています。
また、商品の企画や開発においては、実店舗に訪れるお客様の声やネットショップのレビューなどを重要視しています。お客様の好みは年々変化していくものであり、その変化に置いて行かれないよう、寄せられる声を参考に商品も変化させているそうです。例えば、ロングセラー商品であるシュークリームも、販売当初からお客様の好みは変わっており、その変化に合わせて約2年に一度配合を見直し、改良しています。チーズケーキを開発した際は、何種類ものチーズを使った試作品を作り試食してもらうことで、一番人気のあるチーズを選び出すなど、開発期間約8か月をかけて、現在のチーズケーキを作り上げました。
住吉屋の商品は、このような材料に対するこだわりと、お客様のニーズに合わせた商品の改良・開発によって、現在の高い人気を得ているのです。