かの蜂の蜂蜜はお歳暮などの贈り物として購入されることが多いそうです。贈り物をもらう人が箱を開けて、商品を見た時にも喜んでいただくために見た目を大切にしているそうです。蜂蜜を使用した加工食品の開発段階では、どの花の種類の蜂蜜を使用すれば良いのかなど試行錯誤して、ようやく「はにべじ」や「はにのみ」などの商品が誕生しました。「はにのみ」の場合、中にアーモンドが入っており、アーモンドの炒り方にもこだわりがあるそうです。さらに、若者向けにキャラメル風味などのフレーバータイプの蜂蜜（はにふれ）も販売されています。
フルーツも盛んな八女市。八女のフルーツと蜂蜜を組み合わせた商品を作ることが新しい目標だそうです。ミツバチを受粉に使用するためリースして頂いている農家さんによると、味に問題はないものの、見た目が傷んでいた市場に出せない果物がたくさんあり、廃棄されることもしばしばあると話に聞くそうで、そんな果物を蜂蜜とコラボして製品化することで、地域農業活性化のお手伝いができるのではないかと、鹿野さんは考えています。
これからも鹿野さんはミツバチを大切に飼育しながら、美味しくて皆様に喜んで頂けるような、蜂蜜の生産・販売を日々心がけて活動していきます。
